実は当社が依頼を受けた施主様からの要望で始まった和風モダン「寛(くつろぎ)」。
単純に和室や、和風の住宅を建築するわけではなく、建築家らしいモダンなセンスを採用しながら、和の感覚をつきつめていきました。壁材は珪藻土の手塗りにこだわり、調湿、手触り、暖かさを演出。床はレッドパイン、ナラを併用し総板の間に仕上げ、またドア材は、実は和でありながら無垢の輸入材を使用し、塗装により製作。そのことにより、モダンを融合させました。
この建物の場合、施主の希望で600キロの台を支える「ビリヤードルーム」を作るため基礎を強化、そして一番の問題である「騒音」に対し、吸音性、吸湿性、防虫性に勝るセルロースファイバーを使用しました。
この「寛(くつろぎ)」も「サンタフェ」同様、建築家の手作りに対する思いを実現するため、かなりの部分を大工が手間隙をかけて作りました。採光と空間、自然と伝統との融合に成功したこの建物は、これからの都内の建築の参考としてもぜひとも採用していきたいと考えています。 |